「座敷わらしに出会える場所ってどれくらいあるのだろうか」と気になったので、今回は日本各地にある「座敷わらしの噂がある旅館や宿、ホテルやその他スポット」について徹底的に調べてみました。
座敷わらしは子どもの格好をしており、古くは家に現れるとその家運が上がり、出ていくと没落すると言い伝えられていますが、現在では姿を見た人間個人に幸運や幸福をもたらすとされています。
昔は主に東北地方で語られていたとされていますが、現代では地域を問わず現れる傾向があります。
座敷わらしに出会うことができると、仕事運や金運、健康運などが上がり、あらゆる物事がうまく行くとされており、毎年のように何度も通う著名人もいるようです。
中には人気過ぎて予約を取るのも大変な宿泊施設もありますが、気軽に行けるスポットもあるので、何かに行き詰まったり運気を上げたいと思ったら、一度座敷わらしに会いに行ってみると運気が好転するかもしれません。
「座敷わらし」が居る宿泊施設
ここでは日本各地の「座敷わらしの噂がある宿泊施設」を紹介します。
宿泊料金は予約する時期や人数によって変動する場合があるので、あくまでも参考程度にしていただき、最新の情報は電話や予約サイトなどで確認してください。
青森県「とびない旅館本館」

青森県むつ市にある「とびない旅館本館」は、1963年(昭和38年)に開業した旅館で、座敷わらしのいる旅館としてテレビで紹介されました。
旅館のご主人である飛内源一郎さんは何度かテレビにも取り上げられたことのある方で、お客さんにもマシンガントークをするなどなかなかクセのある方です。
ちなみにご主人が趣味で集めているおもちゃを見学しに、2016年にGLAYのHISASHIさんも訪れています。
この旅館で不思議な現象が起こり始めたのは2010年頃からで、宿のご主人が趣味で集めているおもちゃが増えるにつれて、その不思議な現象が起こる頻度も多くなりました。
ご主人が集めているおもちゃは100畳もある元宴会場に並べられており、この部屋で着物を着た10人ほどの子どもたちが、輪になって甘酒を飲んでいる光景を宿泊客が見たそうです。
また元宴会場の奥には座敷わらしへのお土産(お菓子やおもちゃ)をお供えするスペースがあり、お土産を持って来てくれた人は幸せになるとのことです。
「とびない旅館本館」は旅行サイトなどでの取り扱いがなく電話予約しか受け付けていません。
またご主人が一人ですべてをこなしているため、1日数名までしか対応できず、事前予約なしの飛び込みでの宿泊はできない場合があります。
とびない旅館本館 | |
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住所 | 〒035-0034 青森県むつ市田名部町8-6 |
電話番号 | 0175-22-4261 |
駐車場 | 10台 |
温泉 | なし |
宿泊料金 | 1泊朝食付き:6,820円~ 素泊まり:4,500円~ |
予約方法 | 電話予約のみ |
公式サイト | - |
とびない旅館本館 | |
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住所 | 〒035-0034 青森県むつ市田名部町8-6 |
電話番号 | 0175-22-4261 |
駐車場 | 10台 |
温泉 | なし |
宿泊料金 | 1泊朝食付き:6,820円~ 素泊まり:4,500円~ |
予約方法 | 電話予約のみ |
公式サイト | - |
岩手県「緑風荘」

岩手県二戸市にある「緑風荘(りょくふうそう)」は、1955年(昭和30年)に創業した旅館で、元々は築300年以上の歴史ある南部曲り家でしたが、2009年10月4日に発生した火災により一度全焼しています。
翌年には再建計画がまとめられましたが、その後資金不足などから一時計画が白紙になるなど紆余曲折があり、2016年5月14日から再び営業を再開しました。
「緑風荘」の座敷わらしは1970年代の頃から有名で、今の新しい建物になってからも多くの目撃情報や体験談があります。
後醍醐天皇に仕えていた藤原朝臣藤房が南北朝戦争に敗北し、現在の東京都あきる野市に身を隠したのち、さらに北上し現在の岩手県二戸市にたどり着きました。
その道中、二人いた子どものうち当時6歳だった兄の亀麿(かめまろ)が病で倒れ「末代まで家を守り続ける」と言い残し息を引き取りました。
その亀麿の霊が家の守り神として奥座敷の「槐(えんじゅ)の間」に住み着き、ときどき客人に姿を見せたり、いたずらするようになったと言い伝えられています。
「緑風荘」にいる座敷わらしは”亀麿さん”と呼ばれ親しまれており、敷地内には亀麿さんを祀っている亀麿神社もあります。
宿泊客による体験談は公式ブログで読むことができます。
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岩手県「割烹旅館おぼない」

岩手県二戸市にある「割烹旅館おぼない」は、1976年(昭和51年)に創業した築80年の昭和レトロな建物を利用した旅館で、金田一温泉郷でもっとも古い自家源泉があり、座敷わらしに会える宿として人気があります。
旅館には宿泊客の残した体験談のメモが多数残されており、「枕や足を引っ張られた」「オーブが飛び回っているのを見た」などの体験をした方もいるようで、写真を撮るとオーブが写ることもあるそうです。
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岩手県「仙養舘」

岩手県二戸市にある「仙養舘(せんようかん)」は、1953年(昭和28年)に創業したレトロな雰囲気が漂う旅館で、座敷わらしに会えると言われています。
「仙養舘」には男の子と女の子の二人の座敷わらしがいるとされており、悪しき縁を切り、良い縁を引き寄せてくれる「縁結び」のご利益があるようです。
とくに「暁の間」でオーブや白いもやなどが撮影されるそうで、宿泊客から不思議な体験や良いことがあったなどのお話を聞くことが多いそうです。
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岩手県「民宿とおの」

岩手県遠野市にある「民宿とおの」は、創業60年を超える遠野で一番古くから営業している民宿で、座敷わらしに会えると口コミで広まった宿です。
「民宿とおの」には男の子と女の子の二人の座敷わらしがいるとされており、とくに2階の客室での目撃が多いとされています。
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岩手県「出世の宿 菅原別館」

岩手県盛岡市にある「出世の宿 菅原別館」は、1970年(昭和45年)に創業した宿で、政治家やスポーツ選手、芸能人なども定宿にしている人気の宿です。
宿を始めて2年ほどした頃、ある営業マンが「座敷わらしを見た」と大騒ぎしたそうで、まさかと思っていた女将さんでしたが、同じようなことをいうお客さんが続々と現れたそうです。
ある事業に失敗した人が占いに従って家を出てから泊まりに来て、出直したら見事に事業を立て直したこともあったりと、似たようなことが何度も起こり、宿には縁起の神様がついていると感じるようになったという。
大女将の実家は350年くらいに渡り旅館を営む一族で、代々家の中に火の神様が鎮守として祀られており、この火の神様が座敷わらしとされ、大女将が嫁入りの際ついてきてお客さんの前にも現れるようになったとされています。
座敷わらしは2階の4つの部屋に出ると言われており、各部屋にはどんな幸運が起きるのか名前が付いています。
- 23号室は「一発逆転」
- スポーツ選手や受験生に人気
- 24号室は「出世」
- 社長や政治家に人気
- 25号室は「玉の輿」
- 女性に人気
- 26号室は「新しいことが成功する」
- 新しいことをはじめる人に人気
「出世の宿 菅原別館」は旅行サイトなどでの取り扱いがなく電話予約しか受け付けていません。
岩手県「苫屋」

岩手県九戸郡にある「苫屋(とまや)」は、築160年以上の南部曲り家を改築した民宿&カフェで、ご夫婦で切り盛りしている3部屋だけの小さな宿です。
宿泊客の中には「時間通りに着いても留守になっており、外で1~2時間待たされた」という方もいるようなので、最悪待たされても平気という方以外は避けた方がいいかもしれません。
また基本的にスマホの電波・テレビ・ラジオなどは一切ないため、囲炉裏を囲んで他の宿泊客と会話を楽しむスタイルの宿です。
春ちゃんという名前の座敷わらしがおり、廊下を走り回る音が聞こえたり、ほうきで掃除しているような音が聞こえたりするそうです。
また部屋の襖が勝手に開いたり、布団の中に入ってくることもあるそうです。
「苫屋」は旅行サイトなどでの取り扱いがないうえに電話もないので、予約やお問い合わせは「手紙」か「はがき」で行います。
一応直接訪問して予約をすることも可能で、空きがある場合は訪問した当日に宿泊することもできます。
公式サイトはないので、詳しくは野田村観光協会で確認してください。
苫屋 | |
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住所 | 〒028-8201 岩手県九戸郡野田村大字野田第5地割22 |
電話番号 | なし |
駐車場 | 4台 |
温泉 | なし(お風呂はあり) |
宿泊料金 | 1泊2食付き:6,600円 ※冬場は7,150円(11月中旬~4月中旬) ※12月末~2月末までは冬季休業 |
予約方法 | 手紙/はがき/直接訪問 |
公式サイト | - |
苫屋 | |
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住所 | 〒028-8201 岩手県九戸郡野田村大字野田第5地割22 |
電話番号 | なし |
駐車場 | 4台 |
温泉 | なし(お風呂はあり) |
宿泊料金 | 1泊2食付き:6,600円 ※冬場は7,150円(11月中旬~4月中旬) ※12月末~2月末までは冬季休業 |
予約方法 | 手紙/はがき/直接訪問 |
公式サイト | - |
岩手県「民宿おとぎや」

岩手県遠野市にある「民宿おとぎや」は、座敷わらしが居る宿としてテレビで紹介されました。
部屋で寝ていると黒い小さな男の子の形をした影に体をひっくり返されたり、廊下を歩く着物姿の子どもを目撃したという体験談があるそうです。
また宿のご主人自身も夜中に目が覚めた際、窓に不思議な影を見たことがあるそうで、宿のブログで紹介されています。
「民宿おとぎや」は旅行サイトなどでの取り扱いがなく予約は「電話」か「メール」でのみ受け付けています。
秋田県「からまつ山荘 東兵衛屋敷」

秋田県大仙市にある「からまつ山荘 東兵衛屋敷(とうべいやしき)」は、築100年の日本家屋で、元々は長野県にあった建物を日産自動車の創業者である鮎川義介氏が気に入り、東京世田谷に移築しました。
その後、からまつ温泉の初代オーナーが1986年(昭和61年)に秋田に移築し、この地で銀山を掘り当て財を成したという東兵衛氏の名前にちなんで「東兵衛屋敷」と命名されました。
世田谷から秋田へ建物を移築した際に、みやびちゃんとタクミくんという2人の座敷わらしも一緒に付いてきたと言われています。
この宿に泊まったお客さんから「座敷わらしの足音を聞いた」「ここには座敷わらしがいるのではないか」との多数の体験談の報告がされ、テレビでも紹介されており、ここに泊まって一億円の宝くじが当たった人もいるそうです。
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秋田県「秘湯の宿 ふけの湯」

秋田県鹿角市にある「秘湯の宿 ふけの湯」は、1892年(明治25年)に創業した宿で、八幡平最古の温泉があります。
当時は別の場所に建っていましたが、1973年(昭和48年)に発生した山津波で壊滅的な被害を受けたことにより、宿の建物を現在の高台に移設しています。
建物は昔の小学校を思わせる外観と造りです。
従業員曰く、よく誰もいない所から物音や足音が聞こえてくるそうで、お客さんの中には廊下を走り回る座敷わらしの姿を見た方もいるそうです。
11月~4月頃までは八幡平を横断するアスピーテラインという道路が冬季閉鎖されるため、「秘湯の宿 ふけの湯」もその間冬季休業になります。
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山形県「タガマヤ村」

山形県東村山郡にある「タガマヤ村」は、1868年(明治元年)に創業した宿で、時代をさかのぼり昔へタイムスリップして、古き良き山形を思う存分楽しんでもらいたいという思いから、山形を逆読みして名付けられました。
多くのメディアで座敷わらしが居る宿として紹介され人気の宿ですが、1日1組限定のため、常に1年先まで予約が埋まっています。
「タガマヤ村」には女の子が二人と男の子が一人、計3人の座敷わらしがいます。
元々この土地には室町時代から豪農一族が住んでいた歴史があり、現在の建物は明治時代に建て替えられたものですが、座敷わらしははるか昔からここに住み着いていたとされています。
とくに一番奥にある6畳の座敷での目撃や体験談が多く、写真や動画にオーブが写ったり、おもちゃが勝手に動いたり、オルゴールが鳴ったり不思議なことが多数報告されています。
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福島県「割烹旅館 松林閣」

福島県河沼郡にある「割烹旅館 松林閣(しょうりんかく)」は、1995年(平成7年)に創業した旅館で、釘を一本も使わずに宮大工さんが木を組み合わせて建てたそうです。
こちらの「松林閣」も座敷わらしが居る旅館としてテレビで紹介された他、笑ってこらえてのロケで所ジョージさんや明石家さんまさんも訪れています。
「松林閣」には4歳くらいの女の子と2歳くらいの男の子の座敷わらしがおり、一番会える確率の高い部屋が「吾妻五葉松」で、次に確率が高いのがすぐ隣の「蝦夷松」の部屋だそうです。
部屋には宿泊客の体験談が書かれた体験ノートがあり、手を触られたり握られたり、座敷わらしが布団の中に入って来てぬくもりを感じたという方もいます。
また廊下の奥に設置してあったピアノを移動した際、壁に小さな手形が付いているのを見つけたそうで、従業員の間では座敷わらしの手形とされています。
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群馬県「生寿苑」

群馬県利根郡にある「生寿苑(しょうじゅえん)」は、1977年(昭和52年)に創業した2400坪の広大な敷地にある平屋造りの温泉宿で、座敷わらしの伝承がある有名な宿です。
とくに目撃情報が多いのは玄関近くの「夕顔の間」です。
旅の夫婦が大きな空き家に宿を借りるとそこに男の子が現れるようになり、奥さんがその男の子と遊んであげると男の子に「奥の座敷の床下を掘ってください」と言われたそうだ。
言われた通り床下を掘ってみると、大判小判が詰まった金瓶が見つかり、旅の夫婦はその家で暮らすようになり、座敷わらしに似た男の子をもうけ末永く暮らしたそうです。
その夫婦がこの旅館のご先祖様と言われています。
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新潟県「小さなお宿 小松屋」

新潟県新潟市にある「小さなお宿 小松屋」は、1751年(宝暦元年)に創業した昔ながらの木のぬくもりがある純和風木造建築の旅館で、国の登録有形文化財になっています。
座敷わらしの宿としての知名度は低いですが、女将さんが座敷わらしを目撃したそうです。
女将さんが客室を見回っていたところ、小さな子どもを見かけたのですが、瞬きした瞬間に消えてしまったそうで、怖いと感じることはなく、とても嬉しい気持ちになったとブログで綴られています。
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富山県「古民家の宿 おかべ」

富山県南砺市にある「古民家の宿 おかべ」は、1927年(昭和2年)に建てられた豪華な家屋を利用した宿で、お客さんがより居心地が良くなるようにと、2015年にリフォームしています。
座敷わらしの宿としての知名度は低いですが、テレビでは何度も座敷わらしが居る宿として紹介されています。
約15年ほど前に誰もいない部屋から足音が聞こえたため女将さんが覗いてみたところ、そこに座敷わらしの姿があったそうで、その時に見た座敷わらしの姿を襖絵にして大切にしているとのこと。
また女将さん曰く、座敷わらしは一人ではなく複数人いるのではないかと思っているそうで、複数の宿泊客から目撃談や体験談が報告されるそうです。
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石川県「温泉民宿 漁火」

石川県輪島市にある「温泉民宿 漁火」は、30年以上前に創業した民宿で、築300年の古民家を改装しています。
元は平家の落人がここに住み、今のご主人は7代目にあたるそうです。
リピーターの間で囲炉裏の奥の部屋に座敷わらしが居ると有名だそうです。
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福井県「サンホテルやまね」

福井県小浜市にある「サンホテルやまね」は、座敷わらしが居るホテルとしてテレビで紹介されました。
笑い声が聞こえたり、エレベーターが勝手に降りてきて扉が開いたりするそうです。
これらの不思議なことに遭遇すると仕事が順調になったり、思いも寄らない人脈ができたり幸運が舞い込むため、お客さんから「もしかしたら座敷わらしがいるのでは?」と言われているそうです。
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長野県「ふる里村工芸館」

長野県大町市にある「ふる里村工芸館」は、昭和から何度も屋号や宿泊スタイルを変えながら続いてきた宿で、江戸時代の浮世絵や立体紙絵、押絵など数々の工芸品が展示されているため、宿泊施設ですが「ふる里村工芸館」と名付けられています。
「ふる里村工芸館」では「たかお」という部屋に座敷わらしが居るとされており、度々目撃される座敷わらしは「わらしちゃん」の愛称で呼ばれています。
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京都府「十四春旅館」

京都府京都市にある「十四春旅館(としはるりょかん)」は、1951年(昭和26年)に創業した旅館で、1909年(明治42年)に建てられた伝統的な京町家を利用しており、母屋と土蔵は国の登録有形文化財に、塀は市の歴史的意匠建造物に指定されています。
一階の「菊の間」に座敷わらしが居るそうで、出会えたお客さんからは運気が上がったとよく言われ、次に泊まりに来る時も必ず「菊の間」に宿泊されるそうです。
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大阪府「ホテルステージ」

大阪府高石市にある「ホテルステージ」は、ペットも一緒に宿泊できるホテルです。
従業員の話ではこのホテルには17人の座敷わらしがおり、おもちゃで遊んだりお菓子を食べたりするそうです。
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島根県「はたご小田温泉」

島根県出雲市にある「はたご小田温泉」は、1922年(大正11年)に創業した小さな温泉宿で、現在の建物は1988年(昭和63年)に新築されたものです。
座敷わらしが居る宿としてテレビで紹介されました。
20年以上前から座敷わらしの体験談が寄せられており、布団で寝ていると足を触られたり、布団の上を登って来たりすることもあるそうです。
姿を目撃した方によると、白い着物にピンクの帯をしていて、大人になりきらない10代くらいの女の子だったという。
座敷わらしは玄関近くの「菊の間」に現れることが多く、宿泊後に出世したり悩みが解決したりする方が多いそうです。
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広島県「手打ちそば 山菜料理わらべ」

広島県三次市にある「手打ちそば 山菜料理わらべ」は、築250年以上の古民家を利用したそば屋さんで、数年前から宿泊も始められました。
宿泊は完全予約制で、お店の奥にある部屋、もしくはお店の隣にある”龍の蔵”のどちらかから選べますが、どちらも1日1組3名までしか宿泊できません。
どちらの部屋にも座敷わらしが出るそうで、座敷わらしの居る宿としてテレビで紹介されました。
部屋の片隅に置かれた壊れて動かないはずの時計が突然動き出したり、天井を歩く足音が聞こえて来るそうで、座敷わらしが居ると噂が絶えず、芸能人や大企業の社長などもリピーターとなり何度も訪れているそうです。
山口県「座敷わらしさん家」

山口県山口市にある「座敷わらしさん家」は、築400年の古民家を改装した1日1組限定の宿で、座敷わらしが居る宿としてテレビで紹介されました。
またこの場所では地場の影響からか、必ずではありませんが位置情報がさまざまな場所にバグるそうで、体験者も多数いるそうです。
元々は山形にある「タガマヤ村」から3人の座敷わらしをお迎えしたことが始まりで、現在は5人に増えているそうです。
宿泊客からは「誰もいない方から足音が聞こえる」「鈴の音が聞こえる」「物が勝手に動く」などの報告があり、実際に姿を見た方もいるようです。
「座敷わらしさん家」は電話やメールでの予約は受け付けておらず、旅行サイトからのみ予約可能です。
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愛媛県「木屋旅館」

愛媛県宇和島市にある「木屋旅館(きやりょかん)」は、1911年(明治44年)に創業して以来、多くの偉人に愛されてきましたが、建物の老朽化に伴い1995年(平成7年)に一度廃業しています。
明治時代の旅籠(はたご)の面影が残る木造2階建ての建物は長らくそのまま保管されていましたが、2012年(平成24年)にリノベーションし再び営業を再開しました。
「木屋旅館」の座敷わらしは、素直で心が綺麗な子どもにしか見えないとされています。
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大分県「吉祥開運亭 無尽蔵」

大分県由布市にある「吉祥開運亭 無尽蔵」は、座敷わらしが居る宿としてテレビで紹介されました。
この宿の座敷わらしを男性が見ると仕事運が上がり、女性が見ると健康運に恵まれるとされています。
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鹿児島県「中島温泉旅館」

鹿児島県日置市にある「中島温泉旅館」は、創業100年以上の歴史がある老舗旅館で、あの西郷隆盛もここの温泉を気に入り何度も通ったという記録があり、今でも「西郷どんの湯」として親しまれています。
宿泊すると出世したり幸運になる部屋があるそうです。
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「座敷わらし」が居るスポット
ここからは宿泊施設以外で「座敷わらしが居るとされるスポット」を紹介します。
岩手県「早池峰神社」

岩手県遠野市にある「早池峰神社(はやちねじんじゃ)」は、水神や川神とされる瀬織津姫(せおりつひめ)を祀っている神社で、座敷わらしが居ることでも有名です。
以前、参拝した方が座敷わらしに気に入られて事業が成功したそうで、その後お礼に多額の寄付を神社にしたという話があります。
また毎年4月29日に”座敷わらし祈願祭”が行われており、例年は事前予約をした方が神社に2万円を収めると、座敷わらしの魂が込められた女の子の人形を受け取れましたが、現在は予約が多すぎて新規の予約を受け付けていないそうです。
さらに人形の頭と手を作る職人さんが辞めてしまい、今までのように人形を提供できなくなってしまったため、2022年以降は何か別の形の座敷わらしになるそうで、どういう形で提供するかは今のところ未定とのことです。
近くに同じ名前の神社が4つあるので間違わないように注意してください。
早池峰神社 | |
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住所 | 〒028-0661 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛19-81 |
電話番号 | 0198-64-2455 |
駐車場 | 数十台 |
公式サイト | - |
早池峰神社 | |
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住所 | 〒028-0661 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛19-81 |
電話番号 | 0198-64-2455 |
駐車場 | 数十台 |
公式サイト | - |
岩手県「うらら亭」

岩手県二戸郡にある「うらら亭」は、明治初期に建築された築150年の古民家を活用した旧家レストランで、槐の間に座敷わらしが居るとテレビで紹介されました。
座敷わらしの取材に訪れた女性レポーターが取材後、「びっくりするくらい立て続けに大きな仕事が決まり、座敷わらしの効果絶大です」と報告があったそうです。
宮城県「マルセン」

宮城県角田市にある「マルセン」は、業務用食品と包装資材の小売店で、お店の奥にある蔵の2階に座敷わらしが居るとテレビで紹介されました。
蔵は築140年以上で、昔は呉服蔵として反物などを保管するのに利用していたそうで、当時のマルセンの社長が蔵に不思議な魅力を感じ土地ごと蔵を買取り、蔵を保護するために屋根を設置し、今のマルセンになりました。
誰もいない蔵の2階から走り回る足音がするそうで、目撃したお客さんも10人以上おり、3歳くらいのニコニコした男の子だったと言っているそうです。
山形県「梅ヶ枝清水」

山形県東根市にある「梅ヶ枝清水(めがすず)」は、築150年以上の古民家を利用した郷土料理のお店で、座敷わらしが居るお店としてテレビで紹介されました。
窓際に吊るしてある着物が勝手に揺れだしたり、風船が勝手に動き出したり、昼夜関係なく不思議なことが起こり、このお店を訪れると受験に合格したり、出世したり様々な幸運が訪れるそうです。
神奈川県「鶴嶺八幡宮」

神奈川県茅ヶ崎市にある「鶴嶺八幡宮(つるみねはちまんぐう)」は、境内に座敷わらしが居るとされる神社です。
「わらこ」と呼ばれる座敷わらしは、人の心を癒やすために子どもの姿で現れるそうです。
長野県「やきもの 郷の工房」

長野県上高井郡にある「やきもの 郷の工房」は、やきもののギャラリーと体験教室を開催しています。
オーナーが作っている人形が大人気となり、人形を求めて訪れたお客さんに次々と幸運が訪れ、座敷わらしが居ると噂になりました。
岐阜県「空穂屋」

岐阜県岐阜市にある「空穂屋(うつぼや)」は、明治時代に建てられた建物で、元々は紙問屋として明治から平成の初め頃まで営業していましたが、現在の当主がこの築120年の古民家を活用し、今はカフェとして営業されています。
また「国土の歴史的景観に寄与している」として、国の有形文化財に登録されています。
2階の「童子の部屋」には鈴香・雪野・綾野という3人の座敷わらしがいるそうです。
岐阜県「華紋」

岐阜県岐阜市にある「華紋(かもん)」は、創業100年以上も続く老舗のうなぎ店で、以前は他の場所で営業していましたが、今の場所には約20年ほど前に移転しました。
口コミで座敷わらしが居ると広がり、テレビでも紹介されました。
店主が座敷わらしの存在を知ったのは2014年頃で、ある日霊感のあるお客さんから部屋に座敷わらしが居ると伝えられ、アドバイス通りにお菓子をお供えしたのが始まりです。
その後、実際に店主の身に良いことがあり、その噂がお客さんに広まったことで、多くのお客さんがお供え物をするようになりました。
お供えをしたお客さんの話では、「仕事が成功した」「受験に合格した」「子宝に恵まれた」「就職先が見つかった」「宝くじに当たった」などの幸運が舞い込んだそうです。
華紋 | |
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住所 | 〒500-8144 岐阜県岐阜市東栄町3-29 |
電話番号 | 058-246-0844 |
駐車場 | 4台 |
公式サイト | - |
華紋 | |
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住所 | 〒500-8144 岐阜県岐阜市東栄町3-29 |
電話番号 | 058-246-0844 |
駐車場 | 4台 |
公式サイト | - |
静岡県「ちゃ 茶 cha」

静岡県沼津市にある「ちゃ 茶 cha」は、石蔵を活用したカフェで、座敷わらしが居るとしてテレビで紹介されました。
ある日、1階に座っていたお客さんとオーナーが話をしていると、2階に誰もいないのにお客さんから「2階のお客さん放っておいていいの?」と聞かれたことがあり、そのお客さんはボールを端から端まで転がす音が聞こえたので、2階にもお客さんがいるのだと思ったそうです。
その後、気になったオーナーが霊能者に相談したところ、蔵が建つ何十年も前から男の子と女の子の座敷わらしがいたそうで、現在は4人居ると言われたそうです。
蔵の中では子どもの話し声が聞こえたり、写真や動画にオーブが写ることもあるそうです。
ちゃ 茶 cha | |
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住所 | 〒410-0306 静岡県沼津市大塚70-1 |
電話番号 | 080-5132-5707 |
駐車場 | 6台 |
公式サイト | - |
ちゃ 茶 cha | |
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住所 | 〒410-0306 静岡県沼津市大塚70-1 |
電話番号 | 080-5132-5707 |
駐車場 | 6台 |
公式サイト | - |
愛知県「炉萬館」

愛知県名古屋市にある「炉萬館(ろまんかん)」は、精肉店が経営する炭火焼肉店です。
従業員の間で座敷わらしがいると言われており、開店前にお店に出勤すると卓版(店員を呼ぶチャイム)が全席点滅していたり、誰もいないトイレで勝手に鍵がかかったり不思議なことが起こるそうです。
京都府「若一神社」

京都府京都市「若一神社(にゃくいちじんじゃ)」は、平清盛が創建した神社です。
道路沿いにある樹齢800年以上の大樹は若一神社の御神木で、12体の座敷わらしが宿っているとされ、気に入った参拝者の家に付いていくと言われています。
御神木の前で「自宅に来て頂ければこんな楽しいことがあるので、ぜひ遊びに来てください」というように心の中でお願いしてみてください。
座敷わらしは楽しいことを好むとされているので、明るくポジティブな方なら自宅まで付いてきてくれるかもしれません。
兵庫県「小麦工房 麦の穂」

兵庫県篠山市にある「小麦工房 麦の穂」は、アパートの一室で営業している小さなパン屋さんで、座敷わらしが居るかもしれないとして、テレビで紹介されました。
扉が「バタン、バタン」と鳴ったり、台の上に置いていたダンボールが勝手に動いて落ちたり、ラックの上に置いてある金属製のボウルが跳ねたりする現象が6年以上続いているそうです。
さらに不思議なことが起こった日は、決まって予約やお店に来るお客さんがすごく増えるそうで、座敷わらしがいるのではと思うようになったとのことです。
小麦工房 麦の穂 | |
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住所 | 〒669-2333 兵庫県篠山市南新町230 メゾン篠山112 |
電話番号 | 080-5322-9797 |
駐車場 | 数台 |
公式サイト | - |
小麦工房 麦の穂 | |
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住所 | 〒669-2333 兵庫県篠山市南新町230 メゾン篠山112 |
電話番号 | 080-5322-9797 |
駐車場 | 数台 |
公式サイト | - |
和歌山県「回復センター和歌山」

和歌山県和歌山市にある「回復センター和歌山」は、松下幸之助氏の生家跡にある整体院です。
畳の上を走り回っている小さな子どもをみた患者さんがいるそうです。
福岡県「Coco cafe -relief-」

福岡県久留米市にある「Coco cafe -relief-」は、築80年以上の建物を改築したカフェで、座敷わらしが居るかもしれないとしてテレビで紹介されました。
スタッフ全員が以下のような不思議体験をしており、座敷わらしがいるのかなと思っているそうです。
- キッチンで仕込みをしていると音が鳴るおもちゃが勝手に鳴る
- オープン前の誰もいない店内を子どもが駆け抜ける音がする
- 2階から子どもの走り回る音が聞こえる
- 営業終了後、店内でうたた寝中に体を揺すられる
- 片付けたはずのおもちゃが翌日に移動している
- 木の車のおもちゃが勝手に動く
- 誰もいない玄関から子どもの笑い声が聞こえる
- レジ前で子どもの声が聞こえたり気配を感じる
まとめ
- 宿泊施設:26か所
- その他のスポット:14か所
「座敷わらし」と聞くと東北のイメージがありますが、探してみると日本各地に座敷わらしの噂がある宿泊施設やスポットが思っていたよりもたくさんありました。
「座敷わらし」は怖い存在ではなく、幸運をもたらしてくれる存在とされているので、気になるスポットがあれば、気軽に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに座敷わらし調査員として、全国の座敷わらしスポットを訪れている俳優の原田龍二さんですが、以下の記事で原田龍二さんが訪れたスポットを時系列で紹介しています。

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