【怪談本】住倉カオス「百万人の怖い話 呪霊物件」を忖度なしで徹底レビュー!

  • URLをコピーしました!

僕は昔から怪談が大好きで、洒落怖・怪談番組・怪談動画・怪談イベント・怪談大会・怪談本などを通じて一年中怪談を楽しんでおり、これまでに数千話の怪談を読んだり聞いたりしてきました。

とくに怪談本は毎月のように購入し読んでいるため、本の購入を悩んでいる方の参考になればと思い、自分用の記録も兼ねて、実際に読んだ怪談本のレビューを残しておこうと思います。

過去に読んでレビューをしてない本も大量にありますが、もう一度読んでレビューするのは時間的に難しいため、過去に読んだ本に関しては気が向いたらレビューを行います。

今回は、住倉カオスさんの「百万人の怖い話 呪霊物件」をレビューしていきます。

発売日‎:2016/09/29│223ページ│18話収録

レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。

タップできる目次

怪談の評価基準

怪談の評価基準

怪談の好みは人それぞれありますが、僕の場合は以下の基準で評価を行います。

プラス評価マイナス評価
リアリティがある
単純に怖い
不気味な雰囲気がある
不思議で謎めいている
何かロマンを感じる
興味深い
ワクワクして面白い
感動する
創作感が強い
話に矛盾がある
脚色しすぎている
ありきたり
どこかで聞いたことがある
読んでも何も感じない
単純につまらない

まず大前提として、僕は本当にあった怪異や不思議な出来事を語る「実話怪談」が好きなので、あまりにも現実離れし過ぎている話や、矛盾がある怪談は評価が低くなります。

また著者の地位・知名度・人気度・好感度などには一切忖度せず、レビューを読んでくれる方の参考になるように、純粋に本の内容だけを見て厳しくレビューを行います。

基本的に僕の評価は少し厳し目なので、通販サイトのレビューよりも点数が低くなる傾向があります。

「百万人の怖い話 呪霊物件」レビュー

住倉カオスさんの著書「百万人の怖い話 呪霊物件」
著者住倉カオス
出版元竹書房
発売日2016/09/29
話数18話収録
Amazon評価 3.9
著者情報:住倉カオス

フォトグラファー・超常現象研究家。出版社のカメラマンとして数々の事件現場や心霊事件取材に携わる。独立後、その経験から「呪霊映像シリーズ」「黒呪霊シリーズ」など多くの心霊DVDをプロデュース。その怪談は、実地の心霊取材に基づく「ドキュメンタリー怪談」とも呼ぶべき独特のスタイルである。Amazon恐怖チャンネル「住倉カオスの怪談★語ルシス」では企画、MCなどを努めている。

収録されている怪談のタイトルと一話ごとの評価は以下の通りです。

一応どんな話だったのかジャンルを表記していますが、人によって「不思議な話」と感じる方もいれば「怖い話」と感じる方もいると思うので、あくまでも参考程度にしてください。

スクロールできます
タイトルジャンル評価
#1まみちゃん怖い 3.5
#2黒い煙不思議 2.0
#3怪談師の苦悩不思議 2.5
#4四十九日不思議 3.0
#5霊視不思議 3.0
#6顔の文字不思議 3.0
#7告げる夢不思議 3.0
#8幽霊現象不思議 3.0
#9海行かば不思議 3.5
#10旅回りの怪異不思議 3.0
#11ドッペルゲンガーの横顔不思議 3.0
#12死の影を写す者歴史 3.0
#13厄ホテル怖い 3.5
#14幼き鬼哭悲しい 3.5
#15ヤミ部屋不思議 3.0
#16毒持つ人怖い 4.0
#17焦げる匂い怖い 3.0
#18鎖の音切ない 3.0
タイトルジャンル評価
#1まみちゃん怖い 3.5
#2黒い煙不思議 2.0
#3怪談師の苦悩不思議 2.5
#4四十九日不思議 3.0
#5霊視不思議 3.0
#6顔の文字不思議 3.0
#7告げる夢不思議 3.0
#8幽霊現象不思議 3.0
#9海行かば不思議 3.5
#10旅回りの怪異不思議 3.0
#11ドッペルゲンガーの横顔不思議 3.0
#12死の影を写す者歴史 3.0
#13厄ホテル怖い 3.5
#14幼き鬼哭悲しい 3.5
#15ヤミ部屋不思議 3.0
#16毒持つ人怖い 4.0
#17焦げる匂い怖い 3.0
#18鎖の音切ない 3.0

印象的だった怪談

印象的だった怪談

印象的だった怪談を1話ピックアップして、簡単にあらすじを紹介します。

毒持つ人

新宿区にあるIT企業で、社員たちの間で原因不明の体調不良が続きお祓いすることになり、そのお祓いに住倉さんは立ち会っていた。

そのお祓いをする霊能力者は大変な力の持ち主で、政財界に多数クライアントがいるとのことだ。

お祓い中、住倉さんは少し離れた所からビデオカメラで撮影していると、蛍光灯がついているのにある一箇所だけが何故か暗く感じたり、天井が歪んで見えたりと違和感を感じた。

それでもお祓い自体は無事に終わるのだが、その後とんでもない現場に出くわすことになる…。

まとめ

がお的総合評価 3.0

「百万人の怖い話 呪霊物件」は、カオスさんの2冊目の著書で18話収録されています。

今作はインパクトの少ない不思議な話が多く、その話についての解説や考察が続くので、”怖い話”を期待する怪談ファンには少し物足りない内容です。

ただ死者をまるで生きているかのように写真撮影する「ポストモーテムフォトグラフィー」など、自分の知らなかったことを知れたことは良かったです。

発売日‎:2016/09/29│223ページ│18話収録

レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

タップできる目次