怪談本のレビュー企画、今回は「怪談グランプリ2018 地獄変」をレビューしていきます。
もくじ
「怪談グランプリ2018」レビュー
タイトル | 怪談グランプリ 2018 地獄変 |
著者 | 共著 |
出版元 | TOブックス |
発売日 | 2018/7/10 |
話数 | 18話(165ページ) |
Amazon評価 | 4.3 |
怪談は一話ごとに評価をしていきますが、基本的な評価基準は以下です。
プラス評価
マイナス評価
収録されている怪談と一話ごとの評価は以下ですが、ジャンルは人によって「不思議な話」と感じる方もいれば「怖い話」と感じる方もいると思うので、あくまでも参考程度に捉えてください。
スクロールできます
タイトル | ジャンル | 評価 | |
---|---|---|---|
#1 | 呼ぶ声 | 不思議 | 3.5 |
#2 | 引きずり人形 | 怖い | 3.5 |
#3 | 怖くない話 | 怖い | 2.5 |
#4 | 通称チャイナタウン | 怖い | 3.0 |
#5 | 左足 | 怖い | 3.5 |
#6 | 老人ホーム | 怖い | 3.0 |
#7 | 一人…多い | 怖い | 2.5 |
#8 | 南側の温泉 | 怖い | 3.0 |
#9 | 生き埋め | 怖い | 3.0 |
#10 | 現場で起こる不思議な出来事 | 怖い | 3.0 |
#11 | 殺される日 | 怖い | 3.5 |
#12 | 助けを求める女の子 | 怖い | 3.0 |
#13 | 弟からの電話 | 怖い | 3.0 |
#14 | 守られた家系 | 不思議 | 3.0 |
#15 | 映画サークル | 怖い | 3.5 |
#16 | 白い馬の絵 | 怖い | 4.0 |
#17 | 人形の夢をみる | 怖い | 3.0 |
#18 | お経の意味 | 怖い | 3.0 |
ピックアップ
ここでは印象的だった怪談をいくつかピックアップして、簡単にあらすじを紹介します。
白い馬の絵
ある大衆演劇の座長(師匠)にまつわるお話。
師匠は絵が巧く、あるとき次の巡業先の劇場主さんから絵を頼まれた。大衆演劇はだいたい一ヶ月の契約で同じ劇場で昼夜二回の公演を行い、座員ともども楽屋で寝泊まりする慣わしになっていて、それを次の劇場へと繋げていくことで一年を過ごしている。
絵を頼まれた師匠は出演中だった地方の劇場の楽屋で仕上げ、次の巡業先の劇場主さんの元へ絵を送った。
その後今いる劇場での一ヶ月公演が終わり、座員を引き連れて次の劇場へと師匠は向かったのだったが、到着すると出迎えてくれた劇場主はなぜか曇った表情だった…。
まとめ
がお的総合評価 | 2.5 |
「怪談グランプリ2018 地獄変」は、前作の「怪談グランプリ2017 未公開!タブー怪談」と同じく、価格の割に収録されている怪談の話数が少なく物足りないです。
内容的にはゾッとする話や興味深い話、感動するいい話などはなく、なんとなくちょっと怖いくらいの話がほとんどなので、怪談グランプリのファンの方や、この本に怪談を提供している怪談師のファンの方以外はあまり満足できないかもしれません。
レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。
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