【怪談本】「怪談グランプリ2017 未公開!タブー怪談」を忖度なしで徹底レビュー!

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僕は昔から怪談が大好きで、洒落怖・怪談番組・怪談動画・怪談イベント・怪談大会・怪談本などを通じて一年中怪談を楽しんでおり、これまでに数千話の怪談を読んだり聞いたりしてきました。

とくに怪談本は毎月のように購入し読んでいるため、本の購入を悩んでいる方の参考になればと思い、自分用の記録も兼ねて、実際に読んだ怪談本のレビューを残しておこうと思います。

過去に読んでレビューをしてない本も大量にありますが、もう一度読んでレビューするのは時間的に難しいため、過去に読んだ本に関しては気が向いたらレビューを行います。

今回は、「怪談グランプリ2017 未公開!タブー怪談」をレビューしていきます。

レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。

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怪談の評価基準

怪談の評価基準

怪談の好みは人それぞれありますが、僕の場合は以下の基準で評価を行います。

プラス評価マイナス評価
リアリティがある
単純に怖い
不気味な雰囲気がある
不思議で謎めいている
何かロマンを感じる
興味深い
ワクワクして面白い
感動する
創作感が強い
話に矛盾がある
脚色しすぎている
ありきたり
どこかで聞いたことがある
読んでも何も感じない
単純につまらない

まず大前提として、僕は本当にあった怪異や不思議な出来事を語る「実話怪談」が好きなので、あまりにも現実離れし過ぎている話や、矛盾がある怪談は評価が低くなります。

また著者の地位・知名度・人気度・好感度などには一切忖度せず、レビューを読んでくれる方の参考になるように、純粋に本の内容だけを見て厳しくレビューを行います。

基本的に僕の評価は少し厳し目なので、通販サイトのレビューよりも点数が低くなる傾向があります。

「怪談グランプリ2017」レビュー

著者共著
出版元TOブックス
発売日2017/07/10
話数14話収録
Amazon評価 3.9
著者情報:以下の方達の怪談が収録されています

山口敏太郎・ぁみ・あーりん・雲谷斎・小原猛・渋谷泰志・島田秀平・竹内義和・星野しずく・松原タニシ・三木大雲・渡辺裕薫

収録されている怪談のタイトルと一話ごとの評価は以下の通りです。

一応どんな話だったのかジャンルを表記していますが、人によって「不思議な話」と感じる方もいれば「怖い話」と感じる方もいると思うので、あくまでも参考程度にしてください。

スクロールできます
話数タイトルジャンル評価
#1湖畔の宿泊施設怖い 3.5
#2林道の怪怖い 3.5
#3最終バス怖い 3.0
#4マサじい不思議 3.5
#5まりこ怖い 3.5
#6夜の森怖い 3.5
#7深夜のクワガタ虫捕り怖い 3.5
#8撮影を止めろ怖い 3.0
#9多重霊怖い 3.5
#10雨に濡れた女怖い 3.5
#11事故物件霊障怖い 3.0
#12あげた薬指不思議 4.0
#13岐阜のおじさん怖い 3.5
#14北の家族と夢の友達怖い 3.5
話数タイトルジャンル評価
#1湖畔の宿泊施設怖い 3.5
#2林道の怪怖い 3.5
#3最終バス怖い 3.0
#4マサじい不思議 3.5
#5まりこ怖い 3.5
#6夜の森怖い 3.5
#7深夜のクワガタ虫捕り怖い 3.5
#8撮影を止めろ怖い 3.0
#9多重霊怖い 3.5
#10雨に濡れた女怖い 3.5
#11事故物件霊障怖い 3.0
#12あげた薬指不思議 4.0
#13岐阜のおじさん怖い 3.5
#14北の家族と夢の友達怖い 3.5

印象的だった怪談

印象的だった怪談

印象的だった怪談を1話ピックアップして、簡単にあらすじを紹介します。

あげた薬指

「私の指ですか。この指は、ある子どもにあげたんです」

そう笑顔で語るのは、ある中学校に務める音楽の先生です。

彼女には右手の薬指、第二関節から先がありません。

彼女は大学を卒業して直ぐに中学校の教員として、今の中学校に赴任しました。

多感な時期の子ども達と向き合いながら、音楽の楽しさを教える日々はとてもやり甲斐があり、充実した毎日だったそうで、そんな教師生活が二年目に入った年の夏休み、彼女は不思議な体験をしたそうです。

学校が夏休み入っても先生方は休むわけではなく、クラブ活動の顧問や夏休み中の生徒たちの生活指導、その他、保護者会や研修会、講演会など、普段の勤務とほとんど変わらず学校に行きます。

この頃の私は、とくにクラブの顧問もしていなかったので、下校時刻の一時間後には、学校を出て帰宅の途につきました。

その帰宅途中、自宅近くの信号機に差し掛かり赤信号で自転車を止め、信号が青に変わるのを待っていると、突然「指ちょうだい」と誰かの声が聞こえて来たんです…。

まとめ

がお的総合評価 2.5

「怪談グランプリ2017 未公開!タブー怪談」に収録されている話は、怪談グランプリ本戦で語られた話ではなく、本戦でカットされた話や楽屋で話していて興味深かった話が14話収録されています。

内容はそれほど悪くありませんが、同価格帯の怪談本が30話前後収録されているのに対し、この本は14話しか収録されていないため、本の価格と内容が釣り合っておらず非常に物足りないです。

怪談グランプリのファンの方や、この本に怪談を提供している怪談師のファンの方以外はあまり満足できないかもしれません。

レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。

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