【怪談本】匠平「幻夜の侵入者」を忖度なしで徹底レビュー!

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僕は昔から怪談が大好きで、洒落怖・怪談番組・怪談動画・怪談イベント・怪談大会・怪談本などを通じて一年中怪談を楽しんでおり、これまでに数千話の怪談を読んだり聞いたりしてきました。

とくに怪談本は毎月のように購入し読んでいるため、本の購入を悩んでいる方の参考になればと思い、自分用の記録も兼ねて、実際に読んだ怪談本のレビューを残しておこうと思います。

過去に読んでレビューをしてない本も大量にありますが、もう一度読んでレビューするのは時間的に難しいため、過去に読んだ本に関しては気が向いたらレビューを行います。

今回は、匠平さんの「幻夜の侵入者」をレビューしていきます。

発売日:2017/06/08│316ページ│27話収録

レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。

タップできる目次

怪談の評価基準

怪談の評価基準

怪談の好みは人それぞれありますが、僕の場合は以下の基準で評価を行います。

プラス評価マイナス評価
リアリティがある
単純に怖い
不気味な雰囲気がある
不思議で謎めいている
何かロマンを感じる
興味深い
ワクワクして面白い
感動する
創作感が強い
話に矛盾がある
脚色しすぎている
ありきたり
どこかで聞いたことがある
読んでも何も感じない
単純につまらない

まず大前提として、僕は本当にあった怪異や不思議な出来事を語る「実話怪談」が好きなので、あまりにも現実離れし過ぎている話や、矛盾がある怪談は評価が低くなります。

また著者の地位・知名度・人気度・好感度などには一切忖度せず、レビューを読んでくれる方の参考になるように、純粋に本の内容だけを見て厳しくレビューを行います。

基本的に僕の評価は少し厳し目なので、通販サイトのレビューよりも点数が低くなる傾向があります。

「幻夜の侵入者」レビュー

匠平さんの著書「幻夜の侵入者」
著者匠平
出版元大和書房
発売日2017/06/08
話数27話収録
Amazon評価 4.0
著者情報:匠平

プロ怪談師。地元の高校を卒業後、当初は専門学校を経て整体師として勤務するが、その後、札幌・すすきのにオープンした日本唯一の怪談ライブバー「スリラーナイト」に語り手として転職。現在はエース怪談師として、札幌と東京にある同店の2号店を往復する多忙な日々を送りつつ、各地のイベントにも語り手として参加している。

収録されている怪談のタイトルと一話ごとの評価は以下の通りです。

一応どんな話だったのかジャンルを表記していますが、人によって「不思議な話」と感じる方もいれば「怖い話」と感じる方もいると思うので、あくまでも参考程度にしてください。

スクロールできます
タイトルジャンル評価
#1余裕怖い 3.0
#2怖い 3.0
#3赤い札怖い 3.5
#4幻夜の侵入者怖い 3.5
#5蔵の下興味深い 3.5
#6縁側の足音怖い 3.5
#7呼ぶ声怖い 3.5
#8出ラレナイ怖い 3.5
#9七人御先怖い 4.0
#10造花怖い 3.5
#11森に立つ人怖い 3.0
#12カーテンの向こう側怖い 3.0
#13ジュースが飲みたい怖い 3.0
#14荒れた家怖い 4.0
#15掲載禁止怖い 3.0
#16怪の日常怖い 3.0
#17偶然の一致怖い 3.0
#18冗談おもしろ 2.5
#19暴れる女怖い 3.0
#20旧国道怖い 3.0
#21赤いちゃんちゃんこ怖い 3.5
#22変わる部屋怖い 3.5
#23共感覚不思議 3.0
#24ポエム 1.0
#25ツンデ霊怖い 2.5
#26エチオピアの生霊怖い 3.5
#27きっかけ怖い 3.0
タイトルジャンル評価
#1余裕怖い 3.0
#2怖い 3.0
#3赤い札怖い 3.5
#4幻夜の侵入者怖い 3.5
#5蔵の下興味深い 3.5
#6縁側の足音怖い 3.5
#7呼ぶ声怖い 3.5
#8出ラレナイ怖い 3.5
#9七人御先怖い 4.0
#10造花怖い 3.5
#11森に立つ人怖い 3.0
#12カーテンの向こう側怖い 3.0
#13ジュースが飲みたい怖い 3.0
#14荒れた家怖い 4.0
#15掲載禁止怖い 3.0
#16怪の日常怖い 3.0
#17偶然の一致怖い 3.0
#18冗談おもしろ 2.5
#19暴れる女怖い 3.0
#20旧国道怖い 3.0
#21赤いちゃんちゃんこ怖い 3.5
#22変わる部屋怖い 3.5
#23共感覚不思議 3.0
#24ポエム 1.0
#25ツンデ霊怖い 2.5
#26エチオピアの生霊怖い 3.5
#27きっかけ怖い 3.0

印象的だった怪談

印象的だった怪談

印象的だった怪談を1話ピックアップして、簡単にあらすじを紹介します。

荒れた家

Oさんは会社で借りている一軒家に、Oさんを含め四人で生活しており、この一軒家の外観は新しくも古くもない普通の佇まいなのだが、家の中は酷い荒れようだそうだ。

部屋の至るところにゴミが散乱しており、障子には穴が開いていて、壁紙はところどころ剥がれているのだが、それを誰も気に留めていない。

「社宅だしこんなもんなのか」と考えていたOさんだが、さすがに汚すぎたので住み始めてから三日目、仕事が休みだったことと、自分が快適にこの家で生活を送るために、掃除をしようと思い立った。

自分の部屋からリビングに移動すると、同居している三人はテレビを観ていたので「掃除をしてもいいですか?」と尋ねたところ、「O君ありがとう。それは助かるよー。でも、壁紙と障子はやらなくていいよー」とよくわからないことを言われる。

Oさんは直してもネズミでも出てすぐ破られるからそのままにしているのかなと思い、そのまま掃除を開始するのだが、思わぬものを見つけてしまう…。

まとめ

がお的総合評価 3.5

「幻夜の侵入者」は、匠平さんの2冊目となる著書で27話収録されています。

正直何話か微妙な話もありましたが、全体的には怖い話や興味深い話が多く楽しめました。

出会うと必ず死ぬと言われている「七人ミサキ」が、北海道に出た話も収録されていて、グーグルマップで実際の現場を予想しながら読んだので、ワクワクして楽しめました。

他にも「荒れた家」という話に出てくる”ナニカ”の正体が気になりすぎて、場所がどこか教えてほしいくらいの話でした。

発売日:2017/06/08│316ページ│27話収録

レビュー済みの怪談本は以下でまとめています。

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